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11月22日──橋本徹のコンピ/ディスクガイド/パーティー情報

『Mellow Voices ~ Wonder Love Collection』が遂にリリースされました! 詳しくは[web shop]のページに書きましたが、12月の街のイルミネイションのように心暖かくなる一枚になったと思います。黄金期のスティーヴィー・ワンダー×ミニー・リパートンはもちろん、マーヴィン・ゲイの『What's Going On』やダニー・ハサウェイの『Live』、あるいはアイズレー・ブラザーズの『Mellow Isleys』のようなコンピレイションを好きな方なら間違いないはずです。レコード会社は「メロウ・ビーツ」級のセールスを期待しているようですが、どんなものでしょう。でも次は「メロウ・エレクトロニカ」というコンセプトでいかがですか、Pヴァインさん。
アプレミディ・ライブラリー第5弾「ムジカノッサ・ジャズ・ラウンジ」も読んでいただけましたでしょうか? “僕たちの音楽”──もう10年ぐらい前になるのかな、DJパーティーにムジカノッサという名が冠せられたときから、いつかこういう本を作れるのではと思っていましたが、本家ムジカノッサから40周年を迎えたこの秋、ようやく実現することできました。中村智昭・入魂の一冊です。
ディスクガイドでありながら、ひとりの音楽好きの個人史としても読めるような内容をめざしましたが、掲載されているレコードの9割以上は僕も大好きです(当然ですが)。もう少し背伸びしても(背伸びすることによって青臭さみたいなものが生まれても)良かった気もしますが、これが中村のキャラクターなのでしょう。僕には仲間褒めをするつもりはさらさらないですが、愛と共感に餓えた男が、不器用ながらも誠実であろうとする真摯な姿が伝わればと思っています。
特典のスペシャルCD-R『“ムジカノッサ・ジャズ・ラウンジ”の愛読者のために』は、僕的に“Secret Folk”最高峰と言えるエリオット・スミス「Waltz #1」「Waltz #2」から始まります。さらにモーダル・ヘヴンからメロウ&スピリチュアル・メディテイションへというような流れで、中村が今回は触れていないけれど本の各テーマに相応しい名作をたっぷり収録しましたので、こちらも楽しみにしてください。
そして今日は、大切なパーティーのお知らせもあります! カフェ・アプレミディ9周年記念パーティーです。皆さん長い間、本当にありがとうございます。世知辛い世の中ですが、何とかお店を続けてきました。心からの感謝の気持ちを込めて、12/5(金)24時より、お祝いの会を開きたいと思います。僕や中村はもちろん、吉本宏 (Sweet Surprise) に、神戸より丸山雅生 (disques dessinee) といったDJ陣、楽しみなライヴの顔ぶれは、スウェーデンから素晴らしいシンガー・ソングライター、みんな大好きヨハン・クリスター・シュッツ(去年のアプレミディ・グラン・クリュでの演奏も最高でした!)に、お馴染みNoa NoaとLa Bossa、さらにその命名から期待が高まる山下洋率いるFreedom Suite Folk Clubというアプレミディの親友たち。最高の音楽と最高のお酒で皆さんをお迎えしたいと考えていますので、ぜひ足を運んでいただけたら、これほど嬉しいことはありません。お待ちしております!
追記:12/19発売のコンピ『Jazz Supreme ~ Fender Rhodes Prayer』も今週マスタリングを終えました。今回の選曲テーマは、心を打つ柔らかなメロウネスと胸に沁みる内省的なスピリチュアリティー、愁いを帯びたリリシズムと密やかなメロディーの美しさ、といった感じで、キーワードは“The Meaning Of Love”(byスティーヴ・キューン)。自由と平和を祈り、愛の意味を問いかける、まどろむように心地よい揺らぎが切なく琴線を震わせるエレクトリック・ピアノをフィーチャーした至高の名演集、となっていますので、リリースが近づいたら、また改めて紹介させていただきたいと思います。
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