スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

- - -
2月27日 ── 橋本徹の単行本シリーズ情報
2日続けてケニー・ランキンのコンサートを観た感激もさめやらぬうちに(ライヴの感想はCOTTON CLUBのマンスリー・スケジュール掲載フリーペーパーに寄稿します)、今日の午後、先々週から制作していた単行本の色校正が届いたばかりで、嬉しさと共に感慨を新たにしているところ。そう、僕はコンピレイションCDのリリースを2か月お休みしている間に、アプレミディの出版部門を立ち上げようと思い立ったのです。音楽・映画・本・飲食を愛するすべての都市生活者に捧ぐ、名づけて「アプレミディ・ライブラリー」、その第1弾と第2弾。上の写真を見てもらえたでしょうか、まず何と言っても表紙があまりにカッコ良い。2册並ぶとなおさら映えるところが、アートワークを手がけてくれたNANAの面目躍如ですね。
1册目は橋本徹名義では初の単行本!(個人名というのは何とも照れくさいですが)というわけで、タイトルはとても気に入っていた「MACPOWER」誌のコラムからそのまま流用して「公園通りみぎひだり」。2003年末の「Suburbia Suite」の合本2册以降の僕の著作を、雑誌/音楽サイトなどでの連載から書籍/ムック/フリーペーパー/フライヤー/CDへの寄稿まで集めてダイアリー・スタイルで再編集・集大成した一冊で、僕がここ数年に興味を持ったモノ・コト・ヒト、音楽や映画や本から飲み食いのことや恋愛事情まで、日記をのぞきこむようにすべてわかってしまう凄い本なのです。書き下ろしの“アウトロー・ブルース”と題したエッセイでも触れましたが、つい半月ほど前にカフェ・アプレミディでポール・ウィリアムスを読みながらカレーが運ばれてくるのを待っているときにふとアイディアを思いついてから、入稿までジャスト2週間、本ができるまで1か月。今は文字データが残っていれば、昔ほど本を作るのは大変ではないのですね。むしろいち読者として楽しみながら、久しぶりの編集作業(「エッセンシャル・メロウ・ビーツ」は監修協力のみだったから実に4年ぶり!)を満喫することができました。
しかも言わば私家版だから、税込1,470円というスペシャル・プライス!(3/7アプレミディ先行発売で、全国流通は4/4の予定)なうえに、アプレミディ直売500冊とブルース・インターアクションズ配給1,000冊の超限定プレス。皆さん一家に一冊、友だちのためにもう一冊、という感じでよろしくお願いします。全国配給に際してのパブリシティー惹句は“植草甚一と池波正太郎、小西康陽と山田宏一が一緒になったような本、その21世紀版!”となっていますが、果たしてどんなものでしょう。
ディスクガイド中心の構成となる2冊目の「公園通りの午後」も、3/25発売を目標に現在鋭意制作を開始したところ。300枚以上のジャケット写真と共に、アプレミディのWEB SHOPでのリコメンド原稿やCDのライナーノーツなどをたっぷり収めていきますので、やはり4年ぶりとなるサバービア編集・発行のカルチャー紹介書籍の新刊として、ぜひ期待してください。半分は僕の文章、もう半分は武田誠・松野光紀・中村智昭・BENの文章というイメージで、アプレミディのドキュメント(というか“青春記”)としても読めると同時に、新旧問わず2000年代ならではの注目すべき音楽にリアルに触れられる本になれば、と考えています。
それでは最後に、宣伝のためだから仕方ないでしょう、さっき責了したばかりの「公園通りみぎひだり」の目次とカラー・グラヴィア、それに本文ページもちょこっと掲載しておきましょう!
- - -
| 1/1 |