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12月25日 ── 橋本徹の年末パーティー情報
皆さんはクリスマス連休はどう過ごされたのでしょうか。恋人や家族と一緒の方がうらやましい限りですが、僕は12/22に出かけた銀座エルメス10F「Le Studio HERMES」でのプライヴェイト・シネマ上映会が最高でした。エルメスが顧客を無料招待して毎週土曜日に開いているこの会、今回のお題は“ジャズ&ファンタジー”。ジョー・ミルグラムのコレクションで構成されたオムニバス・プログラムだったのですが、これがひどい二日酔いだった僕でさえ瞬きさえできない衝撃的な素晴らしさ。一気に引き込まれると同時に、フィルムごと所有したい、という強い願望に駆られました。何が凄いかって、ダンスをモティーフにした音と映像の鮮やかすぎるシンクロ具合。これを芸術と呼ばずして何と呼ぼう(もちろん最高のエンターテインメントでもある)。映画を観ている間ずっと、小西さんやグルビの伊藤さんは観たのだろうか、カフェ・アプレミディ中村に観せたいなどと考えていたが、ニコラス・ブラザーズ/フォー・ステップ・ブラザーズ/ベリー・ブラザーズ/アール・タッカー/ビル・ロビンソン/キャブ・キャロウェイ&ベティ・ブープ/ルイ・アームストロング/ジョセフィン・ベイカー/デューク・エリントンといった固有名詞が気になる方も気にならない方も、観逃したことを後悔してください。
ジャズのモノクロームの世界に呼応するように挿入される、レン・ライらの色彩豊かでファンタスティックなアニメイションにも大感激。ちょうど今、「TITLE」誌の記事のために、ソニーの新機種ハイ・クオリティー・モニターを使ってアプレミディ3店で僕がセレクトした映像を流す企画が進行中なのですが(ノーマン・マクラレン/グレン・グールド/「レッツ・ゲット・ロスト」/「アデュー・フィリピーヌ」などを選んでます)、いっそのこと、この“ジャズ&ファンタジー”をまるごと流したい、と思ってしまったほど。エルメスのフィロソフィーの素晴らしさについては、岡本仁さんが適確に僕の気持ちを代弁してくれていますが(プチグラパブリッシング刊「今日の買い物。」をお読みください)、改めてこの尊重すべきメゾンに最敬礼の一日となりました。
翌12/23の新宿・OTOでのDJパーティーは、久しぶりに(フリー・ソウル10周年以来か?)YOU THE ROCK★と絡んでダック・ロック・フィーヴァー&朝7時前まで痛飲。最後はカラオケDJのようになってしまい恐縮だったが、楽しませてもらいました。一緒にクリスマス・イヴェントをやるのは3年連続のNONA REEVES郷太くん、好感度抜群ヤング・バンドriddim saunterのTAICHIくんもヴェリー・サンクス!
そしてイヴの昨夜は、やはり二日酔いでへろへろながら、友人が銀座7丁目でやっているbar cacoiで“クリスメシ・パーティー”。寿司ツリーも美味しかったが(星型に飾られたウニに緑をかたどったメカブが激ウマ!)、金目鯛と寒ぶりのしゃぶしゃぶも絶品で、泡が超なめらかな箕面ビール特製品に始まり、うまいシャンパン&日本酒で何とか復活を遂げました(しかし帰宅後、来年はポットでゆっくりお茶を飲みたくなるようなハートウォームなクリスマスを、と決意)。

さて、年末でご多忙の方も多いかと思いますが、それでは今年最後のパーティー情報を。そう、皆さん忘れてはいないでしょうか、今週末に行われるとびきりのライヴ&DJイヴェントを。もちろん12/28六本木ヒルズ52Fマドラウンジでの大忘年会、ジョビン生誕80周年の2007年を締めくくるに相応しい『ジョビニアーナ〜愛と微笑みと花』リリース記念パーティーです。詳細は[information]のページをチェックしてもらえたらと思いますが、ライヴの順番(予定)だけでもお知らせしておくと、22:00/TICA、23:00/南佳孝、24:00/NOA NOA feat. 多和田えみ、1:00/NOA NOA feat. 土岐麻子、2:00/曽我部恵一と、書いてるだけでもワクワクしてくる豪華リレー。当日フライヤー持参で¥3,000(1drink)、この値段でこのメンツ(六本木ヒルズはエレヴェイター代¥1,500だから、ほとんどタダ!)、しかも美しい夜景も最高に素晴らしいので、絶対にお観逃しないように!
そしてもちろん、12/31にはカフェ・アプレミディでのカウントダウンDJもやりますよ。例年通りシャンパンも振るまいますので、年越しはぜひ、明治神宮も近いカフェ・アプレミディで!
追記:元旦まで日比谷公園でやっている話題のイルミネイション「TOKYO FANTASIA 2007」のために、僕が“光と音のマリアージュ”をテーマに選んだクラシックの名曲を集めた番組を無料でダウンロードすることができます。詳しくはhttp://ottava.jp/fantasia/caffe.php/をご覧ください。
また、音楽ライフスタイルWEBマガジン「e-days」の特集“ビートルズと英国”に、僕の小さなインタヴューが掲載されています。http://e-days.cc/features/beatlemania_blog/ でお読みいただけますので、よろしければどうぞ。
そして、12/21発行の雑誌「BOON」リニューアル第2号のメロウ・ビーツについてのインタヴューも読み応えあるのでぜひ!
※最後は宣伝ばかりになってしまい恐縮です。今年一年ありがとうございました。
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12月12日 ── 橋本徹のメロウ・ビーツ情報
来週発売される僕が監修協力したディスクガイド「エッセンシャル・メロウ・ビーツ」が昨夜届いたばかりで、昼間から仕事もせずに飽かずにページを繰っていた。“マイ・メロウ・ビーツ”というテーマで14人のミュージシャンやDJが各10枚のレコード紹介文を執筆してくれたのだが、皆がそれぞれ本当に“らしい”内容な上に音楽愛にあふれていて、読んでいて嫌な要素が全くない。寄稿メンバーはINO hidefumi/CALM/カルロス・ニーニョ(ビルド・アン・アーク)/ケロ・ワン/小西康陽/ジャイルス・ピーターソン/田中知之(FPM)/DJ Mitsu The Beats/DEV LARGE/中村智昭(カフェ・アプレミディ)/松浦俊夫/丸山雅生(ディスク・デシネ)/MURO/吉本宏という顔ぶれ。最近はずいぶん少なくなりかけている、心から音楽を愛している人たちの存在を実感できるのは、とても救われ、勇気づけられる体験だ(カルロス・ニーニョやDJ Mitsu The Beatsなどは人生規模の愛聴盤という感じで、その熱さが胸に迫るし、入稿がひとりだけ1週間遅れたMUROくんのページは彼の個人史としても読める充実ぶりで、待ったかいがありました!)。
そもそもこの「エッセンシャル・メロウ・ビーツ」の企画は、メロウ・ビーツのコンピCDにライナーノーツを付けるぐらいではフォローしたい情報や思いが多すぎて質・量ともに満足できないから、何か別のブックレットを、というのがアイディアの発端。僕は10,000字におよぶインタヴューと70(+3)枚のディスク紹介で、今の段階で伝えたい最小限のこと、ジェイ・ディーやマッドリブ以降の自分の好きなヒップホップについての概論は表現できたのでは、と思っているので、ぜひメロウ・ビーツの2枚のコンピを聴きながら、その副読本として楽しんでもらえたら嬉しい。黒地にシルヴァーの箔押しの装丁も気に入っているし、腰巻き帯&目次なしで内容告知は剥がせるステッカーで、という僕の希望もかなえられた。正直なところ、ここ数年はあまりディスクガイドを編集することに積極的になれない(むしろ首を傾げたくなるディスクガイドの在り方を不快に思うことの方が多い)状況が続いていたが、ひとつの回答を示せたように思う。要はキャスティングを間違えないことが大切で、すべての寄稿家が純粋に好きな音楽を聴いたり紹介したりする情熱を失っていない幸運に恵まれただけなのだが、編集者としての意識も刺激されて、来年は気軽に読める1,000円ぐらいの本をたくさん作ろう、などとも思った。
版元の営業セクションもがんばってくださり、発売は『Mellow Beats, Rhymes & Visions』と同じ12/19に繰り上げ決定。お待ちかねの、そのメロウ・ビーツ第2弾コンピの収録曲インデックスも最後にリストアップしておくので、いち早くチェックしてみてください。今回は“ピアノ感”に加えて、“ヴァイブ感”もポイント。あの曲もこの曲も入ってます!
追記:先日12/21発行の「BOON」という雑誌でメロウ・ビーツのインタヴュー取材を受けたときに、リニューアルしたばかりだという見本誌をいただいて驚きました。これまでは髪を切りに行ったときにどういうわけか鏡の前に置かれたりして、ストリート・カルチャーの時代を体現するメンズ・ファッション誌だな、という程度の認識だったのですが、今回の変化(進化というより深化という感じ)には一票を投じます。編集長の序文から生真面目なくらい熱く、リニューアル・コンセプトを象徴できる唯一無二、必要不可欠の存在だったはずの井上雄彦「リアル」描き下ろし表紙&特集までの道のりを思うと、長らく編集をなりわいのひとつとしてきた自分としては、その実現への情熱と信念にリスペクトの一言しかありません。マグナム・フォトやアンディー・ウォーホルの記事、人気ショップ4店の架空コンピ選曲の意外なレヴェルの高さにも感心したり、漠然とですが久しぶりに、エディターとしての火照りや疼きを感じた一日でした。最近はノン・プロモーションということがプロモーションになったりする時代だから、メロウ・ビーツに関しては敢えてパブリシティーにこだわっていないのですが、こういう取材(出会い)なら大歓迎。多くの音楽誌と違ってお金もかからないしね、と憎まれ口を叩きたくなるくらい、この前途多難だろうが勇気ある“挑戦”(と書いて“本気”と読みたい)にはエールを贈ろう、と心の底から思いました。

『Mellow Beats, Rhymes & Visions』
Compiled by Toru Hashimoto for Suburbia Factory
01. Caural / In Tandem 
02. Kero One / Keep It Alive! 
03. Presto feat. 3rd Khind / Searching 
04. Funky DL / Don't Even Try It 
05. Emanon / More Than You Know 
06. Cyne / Growing 
07. Sound Providers feat. Little Brother / Braggin & Boastin 
08. Rashaan Ahmad & Kero One / Here We Go 
09. Aloe Blacc & King Most / With My Friends 
10. Pete Philly & Perquisite feat. Senna / Mellow 
11. J. Rawls / A Tribute To Bobby 
12. Think Twice / Time's Passin Me By
13. Skiggy Rapz / Sail Away 
14. Cosiner & Capital / Introducing The Haunt 
15. Specifics / My Tunes 
16. Thes One / Tribute To Weldon Irvine 
17. Flyphonic feat. Cecilia Stalin / I Will 
18. J.R. of Momentan feat. The Saint / Fur Euch (Danke)
19. Perquisite / Reminisce 
20. Panacea / Limitless Pages
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12月6日 ── 橋本徹のクリスマス情報
早いもので2007年もあっという間に12月を迎えてしまいました。もう2年はクリスマスのような幸福な気分とは縁遠いワタクシですが、このところどういうわけかクリスマス関連の仕事をいただくことが多く、今年はすでにクリスマスを題材にしたエッセイを3本も書いていたりします。やはり一昨年に『カフェ・アプレミディ・クリスマス』をリリースした反響が大きいのでしょうか。でも雰囲気だけでも何となく心暖かくなれるのは悪くないです(ちょっと切ないけど)。
今年は12/23に“メロウ・クリスマス・ウィズ・ユー”と題して、新宿のOTOというクラブでDJパーティーを開きます。最高のメンバー(音楽好きにしてクリスマス野郎)が揃い、メロウというよりはぐっとテンション高めな雲行きですが、間違いなく楽しい夜になるでしょう。また、アプレミディ・グラン・クリュ/カフェ・アプレミディのクリスマス・メニュー(12/21〜12/25)も決まりました。今週ひと足早く試食できるので、これも楽しみ! グラン・クリュのコースをご予約された方にはもれなく、僕がクリスマスにまつわる名曲をセレクトしたスペシャルCDのプレゼントもあるので、ぜひ予約を入れてご来店ください(ちなみにカフェのコースをご予約された方には、店長の中村智昭・選曲のCDを差し上げますので、こちらもお楽しみに)。
それでは皆さん、よいクリスマスを。アプレミディ・セレソンにも続々とクリスマス・ギフト向きのアイテムが入荷していますので、ぜひお店をのぞいてみてください!

“メロウ・クリスマス・ウィズ・ユー”
12/23 (日・祝前) 22時より新宿・OTO (03-5273-8264) にて
DJ : 橋本徹 (SUBURBIA) /YOU THE ROCK★/西寺郷太 (NONA REEVES) /古川太一 (riddim saunter) /中村智昭 (MUSICAANOSSA) /関Z裕作/鈴木健太郎

アプレミディ・グラン・クリュのクリスマスメニュー
〜お得なクリスマスコース〜
ロゼシャンパン+前菜+パスタ+主菜+デザート ¥6,000

アプレミディ・グラン・クリュでは、クリスマス期間限定(12/21〜12/25)のスペシャルメニューをご用意いたします!
お得なコースはもちろん、アラカルトでもご注文いただけますので、友人や恋人や家族との大切なひとときをゆっくりお過ごしいただければと思っております。
さらに、12月20日までにクリスマスコースをご予約いただいた方には、店主である橋本徹 (SUBURBIA) 選曲のスペシャルクリスマスCDをプレゼント!
満席になり次第、しめきらせていただきますので、ご予約はお早めにどうぞ!

ロゼシャンパン ・アンドレ クルエ ロゼ(フランス・シャンパーニュ地方/ピノノワール)¥1,260
前菜 ・スモークした帆立と自家製セミドライトマト シェリーヴィネガー風味 ¥1,150
パスタ ・生ハムを添えた緑のラグーパスタ ツリー仕立て ¥1,470/・4種のチーズのクリームソースショートパスタ 黒トリュフを添えて ¥1,470
主菜 ・シャラン産骨付鴨モモ肉と栗のりんご煮込み ¥1,890
デザート ・タルト ジョワイユ ノエル(紅いベリーをあしらったタルト) ¥730


カフェ・アプレミディのクリスマスメニュー
〜お得なクリスマスコース〜
グラスシャンパン+スープ+主菜+デザート ¥3,300

グラスシャンパン ・モエ エ シャンドン ロゼ ¥950
スープ ・赤パプリカのポタージュ ミルクフォームをのせて ¥730
主菜 ・大山地鶏もも肉と冬野菜のパイ包み バジルのクリームソース仕立て ¥1,370
デザート ・ヴァニラアイスとビターチョコムースのシュー ¥780

クリスマスコースをお召し上がりいただいた方にはもれなく、カフェ・アプレミディ店長・中村智昭 (MUSICAANOSSA) 選曲のスペシャルCDをプレゼント致します!
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