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6月29日──橋本徹のコンピ情報&DJツアー情報!

先月リリースされ予想以上の大好評を博しているサラミ・ローズ・ジョー・ルイスの最新作『Zlaty Sauce Nephew』に続いて、彼女が昨年発表し「2016年のベスト・アルバム」という絶賛の声も上がったファースト・アルバム『Son Of A Sauce!』がアプレミディ・レコーズから世界初CD化されました。これもまた配信とカセットでしか聴くことができなかった素晴らしい作品です。サラミ・ローズ・ジョー・ルイスの魅力については、UNITED ARROWS連載コラム「音楽のある風景」4月分5月分で紹介しましたが、詳しい経歴や音楽性の解説は、彼女へのインタヴューをもとに2枚のCDに寄せられた、国分純平松林弘樹の愛情あふれるライナーをぜひ読んでみてください。

 

7/12には、2/23に惜しまれつつも77歳で亡くなったミスター・メロウネスことレオン・ウェアの偉大な功績を讃える追悼コンピ、『Free Soul. the classic of Leon Ware & His Works』もついに発売されます。貴重なシングル・オンリー曲も含む彼名義の傑作に加え、プロデュース・ワーク/フィーチャリング/カヴァーのとびきりの名品も選りすぐった、2枚組42曲172分にわたる(しかも¥2,500のスペシャル・プライス)正真正銘のキャリア集大成ベスト盤です。詳細は僕とwaltzanovaによる計30,000字におよぶライナーを参照していただけたら嬉しいですが、レオン・ウェアのアーバン&センシュアルな珠玉の名作群を、スムースな音のマッサージに身を委ねるように、最高のドライヴ・ミュージック〜絶品のベッドサイド・ミュージックとして堪能してもらえると思います。

 

これからひと月の間は、ちょっとしたリリース・ラッシュという感じで、7/19には僕が去年のベスト・アルバム40枚にも選んだ、ロウレンソ・ヘベッチスの『O Corpo de Dentro』もSuburbia Recordsからアナログ化されます。アート・リンゼイがプロデュースした、J・ディラ以降の冴えたビート感覚とアフロ・ブラジルの躍動感に気高いラージ・アンサンブルが融合したブラジリアン・ジャズの歴史的アルバムですが、僕はフライヤー&ステッカーに推薦コメントを寄せているので、ここにも引用しましょう──”ジャズとヒップホップ/R&Bの融合の歴史におけるマイルストーンがロバート・グラスパーの『Black Radio』なら、ロウレンソ・ヘベッチスの『O Corpo de Dentro』はジャズとブラジル音楽の邂逅の記念碑だ。アフロ・ブラジリアンの豊潤なグルーヴとJ・ディラ以降のねじれたビート感覚に、マリア・シュナイダー〜挾間美帆らのラージ・アンサンブルや室内楽ジャズの系譜も息づく、ギル・エヴァンス×モアシール・サントスの現代版のような大傑作。アート・リンゼイ・プロデュースによる前衛的なセンスも香らせながら、ディアンジェロやケンドリック・ラマーに触発されて生まれた稀有なアルバム。ただひたすらカッコイイ!”。

 

そして夏と言えば、お待たせしました! “美しい光”を選曲テーマにしたGood Mellowsコンピの新作、『Good Mellows For Beautiful Lights』もいよいよ7/19登場です。全13曲中11曲が世界初CD化で、陽の光を感じさせるピースフルで心地よいアンビエンス、胸ときめかせるビートときらめくようなメロディーが、甘美な季節を瑞々しくしなやかに彩ってくれるはずです。しかも今回は、イビサCafe Del Mar〜Cafe MamboのレジデントDJとしても名高いリヴィング・レジェンド、クリス・ココのCalmとの共演作をリード・トラックとするニュー・アルバム『My Favourite Place (Before Sunset)』とのダブル・リリース。こちらは7/5到着で、コンセプトは“美しいサンセット”。イギリスからクリス・ココを招いての、この2枚のメロウ・チルアウトな世界観を体感できるDJツアーもまもなくですので、スケジュールを掲載しておきます。関西や九州にも行きますので、ぜひ遊びに来てください。シーサイド・パーティーも多く、東京では7/17海の日の「Sunset The MARINA」も楽しみです。その前に鎌倉・由比ヶ浜Ocean Harvest COCOMOでのUyama Hiroto/MARTERライヴとのサンセットDJもありますね。もちろん毎年心待ちにしている、江ノ島のシーキャンドル・サンセットテラスでの「夕陽と海の音楽会」も、今年もオーガナイズします。こちらは8/11山の日、ライヴ・ゲストにharuka nakamuraとAOKI, hayatoによるFOLKLOREを迎えますので、大人の夕涼みにいらしてください。それでは、皆さんも一緒に、素晴らしい音楽と素敵な夏をすごしましょう!

 

追記:
この夏からdublab.jpをプラットフォームに、僕が選曲/パーソナリティーを担当するインターネット・ラジオ番組「suburbia radio」が始まることになりました。8月から毎月第3水曜21時より90分間の放送予定で(第4水曜は原雅明による兄弟プログラム「rings radio」)、そのスタートを記念して7/20には、クリス・ココとCalmの生DJもフィーチャーした特番をカフェ・アプレミディからお届けします。実はこの企画の発端になったのは、友人のDJ SAGARAXXの家で聴かせてもらった「Bandcamp Weekly」。彼が真剣な眼差しで話していた「こんな感じで橋本さんも番組をやるべきですよ」という言葉を真に受けて、その気になったのでした。毎回ゲストや特集もまじえながら、そのときそのときのお気に入りをどんどんかけていこうと思っていますので、よろしくお願いします!

『My Favourite Place (Before Sunset)』リリース記念!
Chris Coco(クリス・ココ)DJツアー〜チルアウト・サマー2017
Supported by Good Mellows & Calm
 
7/15(土)16:00〜24:00「Balearica」Rooftop Bar OO(大阪)
DJ: Chris Coco/橋本徹/Calm/Takekiyo Ishimoto/Masatoshi Nakagawa/YOGA
7/16(日)12:00〜16:00「FESTIVIN KYOTO」みやこめっせ[京都市勧業館](京都)
DJ: Chris Coco/橋本徹/Calm/ピアニカの魔術師(ライヴ)/FESTI-BAND(ライヴ)
7/16(日)17:30〜20:30「Sunday Mellows」(一般の方はご入場できません)細見美術館cafe cube(京都)
DJ: Chris Coco/橋本徹/Calm
7/17(月・祝)15:30〜21:00「Sunset The MARINA」東京夢の島マリーナDimare(新木場)
DJ: Chris Coco/橋本徹/Calm/Kan Sano(ライヴ)
7/19(水)19:00〜24:00「Good Mellowsスペシャル5時間」DOMMUNE(渋谷)
DJ: Chris Coco/橋本徹/Calm/DJ YOGURT/青野賢一/maa/shiba@FreedomSunset(ライヴ)
7/20(木)21:00〜23:00「dublab.jp suburbia radio公開生放送」カフェ・アプレミディ(渋谷)
DJ: Chris Coco/橋本徹/Calm
7/21(金)20:00〜26:00「『Good Mellows For Beautiful Lights』リリース・パーティー/Chris Cocoウェルカム・パーティー」カフェ・アプレミディ(渋谷)
DJ: Chris Coco/橋本徹/井出靖/Chee Shimizu/maa
7/22(土)16:00〜21:00「Seaside Mellows」(天候不良の場合は翌日に順延の可能性あり)AOSHIMA BEACH PARK(宮崎)
DJ: Chris Coco/橋本徹

 

 

〜『Good Mellows For Beautiful Lights』(7/19発売)プレス・リリースより〜

 

2015年春からスタートし国内から海外まで広く大絶賛・大好評を博している“Good Mellows”シリーズに、夏にジャスト・ミートの待望の新作コンピ『Good Mellows For Beautiful Lights』が登場!

 

今回も全13曲中11曲が世界初CD化、橋本徹(SUBURBIA)が「美しい光」をテーマに珠玉のメロウ・バレアリカ〜チルアウト・アンビエント〜サンセット・グルーヴ〜ファンタスティック・ハウス〜ジャジー・ブレイクス〜アーバン・ビートダウンを、昼〜夕〜夜と時の流れをストーリーに80分以上にわたって紡いだ、至福のメロウ・チルアウト・セレクションです! 

 

陽の光を感じさせるピースフルで心地よいアンビエンス、胸を震わせるビートにきらめくようなメロディー、甘美な季節を彩るサマー・ブリージンでクールでビューティフルなときめきの音楽旅行へ!

 

1. Unknown Mobile / No Motion
カナダのProject Pablo主宰ASL Singles Club発、鳥のさえずりなどフィールド・レコーディングも心地よい陽だまりオーガニック・アンビエント。アンドラス・フォックスと対をなすJ.D.Emmanuel ×Jack Jスタイル。
 
2. Sorcerer / Afro Heaven 
HatchbackとのWindsurfでもお馴染み、西海岸アダルト・オリエンテッド・バレアリカの雄による、アコースティックな流麗ヘヴンリー・チルアウト。楽園フィールの清涼感と色彩感あふれる波打ち際の心地よさ。
 
3. Zee Erf feat. Francesca Mondi / Southern Freeez (Mudd's Mix For Emma)  
FreeezのUKジャズ・ファンク・クラシックを、当時のメンバーもまじえて、Claremont 56らしく極上メロウ・バレアリック・カヴァー。儚くもクール、アンニュイかつキュートな女性ヴォーカルの清らかな透明感、快いギター・カッティングにさざ波のようなグルーヴ、MuddことPaul Murphyによるフローティン・リミックス。 

 

4. Joe Morris / Light Of The Moon
Coyote主宰Is It Balearic?より、曲名通り黄金色に輝く波間をゆらめく月明かりのような、海辺のサマー・チルアウト・バレアリカ。Wally Badarouを思わせるダビーなグルーヴに、ピアノやスティールパンがきらめく。
 
5. Kenneth Bager feat. Jean Luc Ponty & N. Grandjean / Fragment Four "Love Won't Leave Me Alone"
デンマークの名門Music For Dreamsの輝かしい金字塔と言うべき、スーパー・バレアリック・サマー・チューン。永遠の夏を刻みつける「夏の日の恋」をサンプル・モティーフに、天にも昇るようなJean Luc Pontyのヴァイオリンも気持ちよすぎ。
 
6. Michael Mayer & Joe Goddard / For You(DJ Koze Mbira Remix)
Kompakt創設メンバーでもあるジャーマン・テクノの雄とホット・チップ/The 2 Bears/Greco-Roman主宰の話題のコラボ作をドイツの至宝DJ Kozeがナイス・リミックス。ムビラ(親指ピアノ)の音色とメロディックなリフが至福へと誘う、サマー・トリップ感も抜群のスピリチュアルなアフロ・パーカッシヴ・エレクトロニック・グルーヴ。
 
7. Enrico Mantini / Octivation 
イタリアン・ディープ・ハウスの知る人ぞ知るレジェンドによる1992年の秘宝。フランキー・ナックルズ「The Whistle Song」への回答であり、ミスター・フィンガーズを彷彿させる、胸を疼かせる魔法を宿したメロウ・ドリーミン・アンビエント・ハウス。
 
8. Mined / Mistakes
ガーナ生まれPeacefrog経由のブライテスト・ホープによる、スムースでメランコリックながらフロアを多幸感で満たす、素敵すぎるバレアリック・メロウ・ダンサー。2017年夏のアンセムになること間違いなし。
 
9. Trinidadian Deep / Father
ロン・トレントお墨つき、ジョー・クラウゼル好き必聴の、ファンタスティックな珠玉のビューティフル・ハウス。軽やかでトライバルなリズムに、ジャジーでエレガントなピアノが筆舌に尽くしがたい美しさ。
 
10. Vick Lavender feat. Spike Rebel / Rescue Me (The Sophisticado L.O.V.E. Mix)
ジョー・クラウゼルSacred Rhythm全面サポート、シカゴ・ディープ・ハウス・チームStrictly Jaz Unitの一員による、しっとりメロウで温かみのあるソフィスティケイトされた絶品ジャジー・ハウス。アーバンなソウル・フィーリングに、マックスウェル×ディアンジェロ的な甘く撫でるような歌声と繊細なコーラス、とろけるようなエレピや琴線に触れるギターが柔らかな彩りを添える。
 
11. Lay-Far feat. Magic Number / Like The First Time
モスクワ発スウェーデンLocal Talk経由、デトロイト・ビートダウン風味のメロディアスでジャジーな逸品。ジャズ/ソウル/ディスコ/ハウスが溶け合う都会的なメロウネスに、Magic Numberの美しい歌声が映える。

 

12. Daniel Leseman / On My Mind
JunktionとFoukを組みOutplayを主宰するオランダ・ユトレヒトの精鋭による、ジャジー&ソウルフルな知られざるビートダウン名品。揺れるエレピやシンセに甘美な女性ヴォーカルが印象的な、深海をたゆたうようなメランコリー。
 
13. Albrecht La'Brooy / Encounter (Midnight)
俄かに注目を集めるオーストラリア・メルボルンから登場した俊鋭コンビによる、神秘的・宇宙的なイマジネイションあふれるアンビエント・エレクトロ二カ×チルアウト・ハウス。幻想的なピアノが夢幻へと誘うミッドナイト・グルーヴ。
 
※“Beautiful Lights”という選曲コンセプトを美しく視覚化した素晴らしいアートワークは、今回もNujabes/Calmなどのジャケットでも人気のFJDによる描き下ろしです!

 

01. No Motion / Unknown Mobile
02. Afro Heaven / Sorcerer
03. Southern Freeez (Mudd's Mix For Emma) / Zee Erf feat. Francesca Mondi
04. Light Of The Moon / Joe Morris
05. Fragment Four "Love Won't Leave Me Alone" / Kenneth Bager feat. Jean Luc Ponty & N. Grandjean
06. For You (DJ Koze Mbira Remix) / Michael Mayer & Joe Goddard
07. Octivation / Enrico Mantini
08. Mistakes / Mined
09. Father / Trinidadian Deep
10. Rescue Me (The Sophisticado L.O.V.E. Mix) / Vick Lavender feat. Spike Rebel
11. Like The First Time / Lay-Far feat. Magic Number
12. On My Mind / Daniel Leseman
13. Encounter (Midnight) / Albrecht La'Brooy
 
※特にレコードが入手困難だったり、DJユースに向いた名作を選りすぐった、6曲入りのアナログEPもリリースされます!
 
A1. Fragment Four "Love Won't Leave Me Alone" / Kenneth Bager feat. Jean Luc Ponty & N. Grandjean
A2. For You (DJ Koze Mbira Remix) / Michael Mayer & Joe Goddard
A3. Octivation / Enrico Mantini
B1. Mistakes / Mined
B2. Father / Trinidadian Deep
B3. Light Of The Moon / Joe Morris

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